化粧水について
化粧水
<水を与えるだけでは乾いた肌の乾燥は防げない>
角質細胞間脂質、なかでもセラミドは私たちの肌の水分を守るためにとても活躍しているものです。年齢とともにセラミドは減り、それにつれて肌の水分も減っていきます。そこで、セラミドを補うか、またはセラミドの代わりになる保湿成分を補うことが、正しい保湿のお手入れになります。
セラミドが少なくなっている肌にどれだけ化粧水をつけても、時間が経つと蒸発します。それは化粧水のほとんどが水だからです。水の中には保湿成分はそれほど配合できません。水を与えても、保湿したことにはならないのを理解しておきましょう。
化粧水の重ねづけは、それほど意味のないことです。
パッティングを何度もコットンですると逆に肌を傷つけてしまうこともあります。
化粧水だけでは、ますます肌が乾燥して悪循環を招いてしまいます。あまりつけたくない時は、クリームか美容液だけを使うようにするのがいいでしょう。本当の保湿とは、水分をそのまま保ち続けるための「保湿成分」をたくさん与えて、肌の保湿力を高めることをいいます。クリームや美容液には、保湿成分がたくさん含まれています。肌の保湿のために使うなら、保湿成分を含んだクリームや美容液ということを忘れないでおきましょう。
<ビタミンC誘導体配合のものが肌への効果が確実>
スキンケアにおいて化粧水はいらないくらいです。
しかし、最近ではビタミンC誘導体が入った化粧水などが出てます。ビタミンC誘導体は、クリームや美容液よりも水に混ぜ合わせたほうが安定性のいい成分なので、化粧水に配合して使うのが合っているといえます。このような有効成分が入っている化粧水を使うのは、意味があります。
化粧水を選ぶなら、ビタミンC誘導体を含み、他の成分は含まない、シンプルなものを選びましょう。
<スキンケアはコットンを使わず手でするのが一番>
化粧水をつける時、コットンを使っていますか?それとも手でつけていますか?
コットンは、いくらいいものを使っても、繊維の影響で肌に小さな傷が出来やすいです。角質層が傷ついたら、そこから肌の潤い成分が出て、外からの刺激は中に入ってきます。それで肌は乾燥し、肌老化をもたらす原因になります。
化粧水、美容液、乳液でも手でつければ充分です。いつものスキンケアで、コットンを使う必要はありません。手に化粧水などをとって肌につけることに、全然問題ありません。
化粧水だけでなく、他のスキンケアも手にとり、肌を押さえるようにし、手のひらや指の腹でつけます。血行をよくするのであればたたくのではなくツボ押しをしましょう。